かなりお久しぶりです。(笑)元小学校教師のまこちです。
あっという間に今年も師走を迎えましたね。
先生方は成績付けが大詰めになってきていることだと思います。
冬休みに向けて、ラストスパート!
周りの先生と比べず、自分のペースで業務を進めていってくださいね♪
無理は禁物!!!!
さて、コロナ渦になり、学級懇談会よりも個別懇談会を選択する学校が多いのではないでしょうか。

そこで、今回は元小学校の先生による個別懇談会の心得を紹介していきます。
・初めて個別懇談をする先生
・個別懇談が苦手な先生
・個別懇談の心得を知りたい先生
他にも保護者さんとのかかわり方をまとめた記事もありますので、ぜひご一読ください♪


前提として…
・時間を必ず守ろう!

だいたい一人につき10分くらいではないかなと思います。
保護者の方も仕事の合間で来てくださっているかもしれません。
どうしても10分以内に終わりそうにない時には、次の方もいらっしゃるのでまた別の機会に話せないか提案してみましょう。
・個人情報の取り扱いに気を付けまくろう!!!

成績表は個人情報の塊です。
その子以外の子に成績表を見せるようなことがあってはなりません!!
そのため、成績表を教室内にセットしたら、原則教室内から出ることはできません。(私の経験上の考えです)
外にいく際には施錠をしたり、他の先生に教室で待機していただいたり。
慎重な行動をしなければなりません。
最近ではお子さんを連れて個別懇談に来る親御さんもおられます。成績を置いたまま教室を開けるということは大変危険な行為です!!
自分のためにも周りの人のためにも個人情報の取り扱いには気を付けまくりましょう!!
・誰が来るのかをしっかりと把握しておこう!
たいたい3日くらいに分かれて、日程が組まれていると思います。
誰が何時に来てくださるかを把握できる一覧を必ずもっておきましょう。
成績表や宿題などのお渡し書類一式も来てくださる順番で並べておき、できるだけスムーズに過ごせるように環境を整えておきましょう。
・スーツやマスクなどの身だしなみを整えよう!

基本です!
清潔感のある格好で!
ですが、冬の学校はとても寒いです。
貼るカイロを忍ばせたり、厚めの靴下をはいたり、しっかり防寒をしてください!
もちろんマスクと消毒も♪
教室環境
・教室は必ず綺麗にしておく!

教室掃除を念入りにしておきましょう。
子どもたちにも協力してもらって、「帰る前にゴミを10個拾っておいて」と伝えるとありがたい…。
また、保護者の方は廊下で待っていただくことが多いかと思います。
廊下掃除もできるといいですね。
私は当時水道掃除までできなかったのですが、そこまでできていれば完璧だったな~と思います。(今のコロナ時代大事かも…)
・全員の成果物(作品など)があるか
一人ひとりの成果物があるか確認しておきましょう。
「自分の子の作品だけない…」ということがないように!
(学年末のため、教室に掲示物がなにもないことも多いかもしれませんが)
また、立体作品がある場合にはこの機会に持ち帰ってもらうことをお忘れなく!
黒板や入口に持ち帰ってもらうことを書いておくと、万が一伝え忘れてしまっても安心です♪
・心地の良い温度に

教室にクーラーがある場合には温度調整を。
適度に換気もお忘れなく。
特に寒いのは待っていただいている廊下ではないかな~と思います。
ヒーターなどを設置し、「寒い中お待たせしました。」などと労いの言葉をおかけしましょう。
本当に寒いですから(笑)
あと!からなずお茶の準備をお忘れなく!!
ノンストップで話し過ぎて喉からっからになります!!
・先生も保護者も話しやすい席の配置
私のおススメの配置は、こんな感じです。↑(伝われ~(笑))
私自身真正面でお話するのが苦手です。(笑)
なんだか威圧感を感じてしまうからです。
そのため保護者さんに向かってななめになるように座るのがおススメです。
また、廊下で待っていただいている保護者の方に個人情報が漏れないように気持ち廊下側から遠いところに席を設置するのが、先生も保護者も安心だと思います。
話す内容
・まずは来てくださったことに労いを

保護者の方も「何を言われるのか…成績はどうだろうか」とドキドキされることと思います。
いきなり本題!!というよりかは、「お忙しい中来てくださりありがとうございます。」などといった労いの言葉をかけ、安心感を抱いてもらうことが大切だと思います。
このように、信頼関係を築くことを心理的な言葉ではラポールと言います。(心理アピール(笑)
・成績との一貫性
さて、本題です。
成績に書いてある内容と話している内容に矛盾がないようにしなければなりません!
例:成績では「がんばろう」なのに、「よくできていました」と話すなど。
(これは極端な例ですが・・(笑))
成績表に基づいて一貫性のある話ができるように心がけましょう。
わたしは成績の原簿を手元に置いて話すようにしていました。
・具体的なエピソードで!
懇談会で話していると、「そうなんですね!知りませんでした。」と言っていただくことが少なくありません。
お家で学校の話をする子も話さない子もいますから(私は後者でした(笑))
「例:国語のスイミーのときにスイミーの気持ちになりきって音読をしていましたよ。」
「例:算数ではブロックを使ってみんなの前で堂々と発表していました。」
など。学習面でも生活面でももちろんOKです。
成績では書ききれなかったその子の学校ならではの様子を伝えることができればGoodです★
・暖かな姿勢で

子どもも保護者も気になるのは「がんばろう」(あまりよくない評価)がいくつあったかだと思います。
誰も悲しめようというつもりで評価しているのではありませんから…。
現状での評価なだけです。
「がんばろうがついているのは、ここが苦手だから今後一緒に頑張っていこうね。という合図だから落ち込むことはありません。3学期も一緒に頑張っていきます。」
などと暖かな姿勢を大切にしたいものです。
・気になるところは「強いて言えば…」
誰もが嫌な気持ちになることは聞きたくありませんし、話したくありません。
そんな時に、使える魔法の言葉が「強いて言えば…」です。
言葉のクッションを作って子どもたちのことを伝えられるといいですね。
・伝えなくてはいけないことは堂々と!

心と体に関することは日々ホウレンソウでお伝えになっていることと思います。
個別懇談でそういった内容を話さなければないないときには、落ち着いて堂々と。
電話や連絡帳ではなく、対面という状況から誠実さは伝わりやすいものです。
保護者と担任で同じ方向を向いて子どもを見守っていきたいという姿勢で!
保護者からの質問など
・その場で答えられないことは持ち帰ろう
一人では決断が困難な子どもの相談をいただいたときには、その場しのぎの解答は避けましょう。
チームとなって計画的な対応するのが学校のマストだと思います。
「後日改めてお話をしたいので、また連絡させていただきます。」などと伝えましょう。
・否定的なことに共感しない
共感は話の大切なスキルですが、否定的な言動に対しての共感はNGです。
そこがダメですよね~~~~~。なんて言っていては子どもの悪口を言ってしまうことになってしまします。
申し訳ない気持ちもありますが、そこは適当にスルーでいいと思います。
最後に
・笑顔で終わろう!

「2学期もたくさんの場面え協力していただき、ありがとうございました。
3学期もよろしくお願いします!」
と感謝を述べ、印象良く笑顔で懇談を終了させるのがベストです。
保護者と担任の間柄も風通しが良い関係でいたいものです。
・出口までエスコート
渡すべきものや保護者さんの忘れものがないかどうかを確認して、出口までエスコートしましょう。
気分は旅館の女将です(笑)
いかがでしたでしょうか。
慣れないうちはとても緊張する行事だと思いますが、信頼感を高めることができる行事でもあると思います。
この記事を通して何かお役に立つことができれば幸いに思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
久しぶりすぎてブログの書き方こんな感じでよかったかなと思っています。(笑)
皆様が無事冬休みを迎えることができますように。
では、また(*^^*)