教員豆知識

元小学校の先生がしていた【学級解散式】

 

こんにちは。元小学校教員のまこちです。
もうすぐ卒業式、そしてどの学級でも学級解散式(学級じまい)の日が近いづいてきましたね。
1年間本当にお疲れ様でした。
様々なことを経験した先生方と子どもたちは強い絆で結ばれたことと思います。
そんな子どもたちと過ごす最後の一日。
自分にも子どもたちにも心に残る一日にしたいですよね。

今回は、私が実際にしていた学級解散式の方法を紹介させていただきます。

こんな人におすすめ

・どんな学級解散式がしたいかお悩みの方
・気持ちよく1年を終えたい方
・初めて学級解散式をする方
・子どもたちの自己肯定感を高めさせたい方

学級活動:〇年〇組 卒業式

めあて

自分の成長に気づき、次年度への期待を持つ。

私の勤務校では、3学期の終わりには通信簿は子どもに手渡ししていました。
そのことを利用し、通信簿を卒業証書に見立て、一人ひとり呼名して通信簿を渡すという「学級卒業式」をします。

卒業式を終えている子どもたちは何度も練習に参加しており、
「何年か後に自分もこんなことをするんやな」とモチベーションが高まっていることだと思います。
そのため、ぶっつけ本番でも「学級卒業式」をすることができます。

春休み~~~!いぇ~~い!となっている子がほとんどですが、
この「学級卒業式」をすることで、めあての達成を目指し、気持ちを引き締めさせることができます。(と思います(笑))

学習計画

①呼名
②お辞儀
③担任から耳打ちメッセージ
④通信簿を渡す
⑤自席へ
⑥1年間を振り返って担任から

教えてもないのに、毎年子どもたちは卒業生になりきって、机の間をちゃんと方向転換しながら
歩いてきました。(笑)

私が大切にしていたことは、
③で、耳打ちで伝えることです。
私は、毎日の帰りの会で必ずみんなの前で誰か一人を褒めるという活動をしていました。(そのことについてもまた書きたいと思っています。)
そこで、最後は担任からその子だけにこそっと伝えます。
そうすることで、そんなところまで先生は見ていてくれたんやという安心感と
自分では気づかなかった成長に気づくことができると考えます。

また、待っている間にも自分はどんなことを言ってもらえるのだろうと、
集中して待つことができたり、
あらかじめ「今通信簿をもらっているあの子はどんなことを先生から言ってもらっているのかを考えましょう。」と伝えることで、
学級の一人ひとりのことを考える時間を設けたりすることができます。

⑥で「1年間を振り返って」を学級全体に語りかけることで、
この学級の一員でよかったと思う子が一人でもいたら大成功です。

 

去年は、突然一斉休校になってしまったので、
悔しい思いをした先生方もいらっしゃるのではないかなと思います。
今年は、コロナ渦の学校生活を経験した子どもたちと先生方。
当たり前なことなんてない、この日(学級解散式)を迎えられることは奇跡なんだということと絡めながらお話しされるのかなあ…なんて
少し寂しい気持ちで自宅でをぽちぽちしています。(笑)

 

久々に指導案を書いている気持ちを思い出しました(笑)
あくまでもわたしが行っていた「学級卒業式」。
ご縁があってこの記事を読んでくださったあなたの何かお役に立つことができれば幸いに思います。

最後まで読んでくださりありがとうごさいました。
ではまた!

 

 

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