教員豆知識

【学級開き】黄金の3日に話すこと3つ!

 

こんにちは。元小学校の先生のまこちです。
昨年度はコロナの対応で臨機応変な対応をすることが多く大変だったと思います。
1年間本当にお疲れさまでした。
そして、春から初任として働く先生方…。

黄金の3日間という言葉はご存じでしょうか?
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1年間の学級経営がどう転ぶのかが決まるといっても過言ではない新学期の最初の3日間!

のことです。

ええ、そんなん3日間の指導をなあなあにしたら学級崩壊するんかいな…。
ってそんなことはないです。(笑)
新学期に子どもたちも期待や緊張を抱いていて、やんちゃな子から真面目な子まで素直に話を聞きやすい時期なのです。

この3日間に先生と子どものルールをしっかりと伝えておくことで、一年間一貫した指導をしやすくなります。(まこち調べ)

今回は、私が実際に黄金の3日間で行っていた指導事項3つを紹介します。

こんな人にオススメ

・初任者の方
・黄金の3日間の過ごし方の知識を増やしたい方
・子どもと関わるお仕事の方

 

今年の見通しをざっくり話す

例えば、5年生なら

  • 新しく始まる教科
  • 委員会活動スタート
  • どこへ校外学習
  • 6年生を送る会
  • 卒業式 など

話す前に「先生がこれからこんな行事があるって紹介するけど、自分が楽しみ、頑張りたいって思うものを1つ選びながら聞いてね。」などと言うとより集中して聞けるのでおすすめです。

1年の見通しを持つことで安心感と期待を抱かせ、自分が頑張りたいことをやんわりと意識づけさせます。

学年目標を話す

学年で学級開きまでに主任さんを中心に学年目標をしっかりと決めておきましょう。

前年度の学年の実態を聞いておき、どんな学年にしたいかを話し合い、学年の合言葉を設定します。
よく聞く合言葉で十分です。
しかし、なんとなく~では、子どもたちの実態に合った学年目標とは言えません。
学年目標は新学期が始まるまでに必ず時間を設けて話し合うことをおススメします。
先生たちも合言葉をもとに指導することで一年間ぶれずに生徒指導をすることができます。

例:(ありきたりですが、)積極性がない学年なら「チャレンジ」
どんどんいろんなことにチャレンジしていってほしいと願っている。

例:協調性がない学年なら「One for all, All for one」
自分のためだけではなく友だちや先生のことを考えた行動ができるように。

などと、この一年で成長してほしい箇所を合言葉として心に残るように印象付けることが大切です。
合言葉を伝えるだけでなく、どうしてこの合言葉を設定したのか、1年間でどんな姿を目指してほしいかなどと1年間のゴール時の姿を想像させることもできると花丸です🌸
先生はこんな姿を期待しているのだということと共に、先生は僕たちのことよく考えてくれているのだという信頼感にもつながります。

学級目標は学年目標を受けて子どもたちの話し合いの中で決めればよいと思いますので、
クラスの実態に合ったものでいいと思います☺
黄金の3日間ではとにかく学年目標を把握させればOKです。

 

先生が味方であること、許せないことを伝えておく

「先生はみんなの味方やからなんでもいいことも嫌なことも全部言ってくれていいんだよ。
 楽しむときは子どもに戻って楽しむし、悩んでいるときはみんなと一緒に悩むからね!
 みんなは心配せんと、この一年いいことも辛いことものびのびといろんなことを楽しんでほしい。」

「でも、自分と友達の命と心を傷つけたときは絶対に許しません。」

この2つのことを宣言しておくことで、先生は味方でいてくれるんや!と安心感を得られるとともに、自分が叱るべき時も明確になります。
ポイントは「自分も、友だちも」という点です。
友だちのことはもちろん、自分のことも傷つけてほしくはないのです。

毅然とした態度で言い切ることで、子どもたちにも命と心を傷つけることは許されないことなんだという抑止にもなると思います。

怒ることで子どもたちを委縮させて指導をする方もおられますが、それはいかがなもんか…と私は考えています。
先生は子どもに寄り添う味方であるべきだと思います。
ただし、上記の2つのことはどんな理由があっても許されないことです。

新任教師の方はこれからなめられないようにしっかりと叱る指導も必要だ…。とお考えかもしれませんが、本気で叱るのは本当にこの2つだけで十分であると思います。

また叱るときのポイントについてもブログでまとめたいと思います。

 

いかがでしたでしょうか。学級開きまであと数日。
準備に追われ大変な時期だと思います。もうひと踏ん張り!
子どもたちも先生方と同様に緊張して登校してきます。
黄金の3日間!とあまり肩の力を入れすぎず、伝えたいことを2、3個にまとめて端的に伝えるだけで合格ですからね。
3日あるんですから、大事なことを一日一個ずつ伝えるでも十分です。
子どもたち1日のうちに大切なことばかり聞かされたら何が大切だったか分からなくなってしましいます。
あとは日々の積み重ねの中で、子どもたちと絆を築きあげていけば大丈夫です☆

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事が一つでもあなたのお役に立てたのであれば幸いです。
では、また(*^^*)

 

 

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